2014年6月1日日曜日

小池たかしの寝言 『 恐怖の歯医者 』その①

20才の頃、当時流行っていた芸術漫画にハマってしまい、後先を考えないボクは、ただ、ただ、毎日必死で描いていました。

本来だらしないボクですから、もー何をするのもめんどーで歯を磨かず、甘い缶コーヒーを飲んでは、タバコを吸って描いていました。

おかげで歯はボロボロ…虫歯だらけ…

ある日、ついにたまらず歯医者を捜して、町をウロウロしていました…。

そこで見つけた歯医者の看板、ものすごいボロボロの古いビルの2階…。

ボクはとにかく痛いので、あわてて上って行きました…。

そしてそこで見たものは、ものすごい古めかしい、まるで明治時代の様な診療椅子、さらにその周りには、不気味な動物の骨格模型や人のガイコツの模型…

だーれも居なくて向こうの部屋から、かすかに聞こえるテレビの音…。

なんか嫌な予感がしましたが…

『すいませーん』と言うと、返事は無く、ヌーと黒い影が目の前に現れました…。

そ、そこに居たのは!!

続く

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